基本情報

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齋藤 英之

サイトウ ヒデユキ


所属センター等1

環境科学・防災研究センター

担当専攻 博士前期課程

生産システム工学系専攻

担当専攻 博士後期課程

工学専攻

担当学科

システム理化学科

職名

教授

電子メールアドレス

メールアドレス

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ナノテク・材料 / 構造材料、機能材料

研究分野キーワード 【 表示 / 非表示

  • 金属材料中の水素分布の可視化

  • 金属材料中の水素の拡散

  • 結晶構造

  • 水素吸蔵合金

出身大学院・研究科等 【 表示 / 非表示

  • 東北大学

    1989年03月,博士後期,工学研究科,材料物性学専攻,修了,日本国

出身学校・専攻等 【 表示 / 非表示

  • 東北大学

    1983年03月,工学部,金属材料工学科,卒業,日本国

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 工学博士

    アルミニウム合金中の水素の拡散に関する研究

所属学会 【 表示 / 非表示

  • 日本物理学会

  • The Minerals, Metals and Materials Society

  • 日本鉄鋼協会

  • 軽金属学会

  • 表面技術協会

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学術賞 【 表示 / 非表示

  • 日本金属学会論文賞

    1995年12月,日本金属学会

  • 軽金属学会70周年記念功労賞

    2021年11月12日,一般社団法人 軽金属学会

その他の受賞(官庁・民間団体表彰、感謝状等) 【 表示 / 非表示

  • 村上奨励賞

    1997年05月,(財)村上記念会

 

高性能水素吸蔵合金

水素を利用してクリーンなエネルギーを作る

研究開発の目的

水素吸蔵合金の特性の評価性能の向上の研究

地球温暖化などの環境問題に対応するために,クリーンなエネルギーとして注目されている水素を利用してエネルギーを作り出す。そのために水素を貯蔵する,あるいは,輸送するための媒体として水素吸蔵合金の特性を評価し,その性能を上げるための研究。

研究開発の概要

MgとNiの共晶合金を使い軽量な水素吸蔵合金を作る

従来のランタンニッケル合金に比べ,約4倍の吸蔵量を確保するマグネシウムとニッケルの共晶合金を使って,軽量な水素吸蔵合金を作り,その特性を評価している。表面処理にニッケルの微粒子をコーティングして吸収速度を速めることができた。低い温度での吸蔵量を増やすことができればさらに実用的になる。

研究紹介

研究開発の特徴/利点

1.研究のポイント 2.研究の新規性
  • 水素の吸蔵量が高く,軽い合金が製作可能
  • 重量比での吸蔵量は実用のランタンニッケル合金の1.4%に対してマグネシウムニッケル合金は5.5%も水素を吸蔵
  • マグネシウムとニッケルの共晶合金の組織を変えながら水素の吸蔵量を上げることが可能
  • 表面処理にニッケルをコーティングして反応速度を上げた技術
3.従来の技術に比べての優位性 4.特許関連の状況
  • 従来のランタンニッケル合金に比べて約4倍の吸蔵量を確保
  • マグネシウムとニッケルの共晶合金を,組織を変えて吸蔵量の変化を調査
 

著書 【 表示 / 非表示

  • Diffusion study in Japan

    H. Saitoh, H. Homma,Research Signpost,Observation of Hydrogen Diffusion Motion in Hydrogen Absorption Alloys by Tritium Radioluminography,(頁 274),2006年

  • プロフェッショナル英和辞書 SPED TERRA (物質・工学編)

    小学館,2004年

  • 鉄鋼便覧第4版CD-ROM

    日本鉄鋼協会,2002年

  • 電子顕微鏡法の実践と応用写真集

    日本鉄鋼協会,日本金属学会,2002年

  • 最新の水素の検出法と水素脆化防止法

    日本金属学会,1999年

論文 【 表示 / 非表示

  • Microstructure of Sodium or Potassium Added Mg-Ni Eutectic Alloy

    H.Saitoh, Y.Shiraishi,Defect and Diffusion Forum,353巻,(頁 228 ~ 232),2014年05月

  • Microstructure and hydrogenation properties of hyper-eutectic Mg-Ni alloys

    H.Saitoh, M.Kondo and H.Nakamura,Defect and Diffusion Forum,312-315巻,(頁 472 ~ 476),2011年04月

  • Observation of Hydrogen Distribution in a Eutectic Mg-Ni Alloy by the Silver DecorationMethod

    H.Saitoh and M.Shimpo,Materials Science Forum,654-656巻,(頁 2859 ~ 2862),2010年

  • Microstructure and hydrogenation property of Mg-6.7 mol%Ni alloy

    H.Saitoh, H.Nakamura,Defect and Diffusion Forum,297-301巻,(頁 853 ~ 858),2010年

  • Correlation between hydrogen distribution in V-4Vr-4Ti alloy and impact strength

    H.Hatano, H.Homms, T.Sakamura, H.Saitoh, T.Nagasaka, T.Muroga, M.Matsuyama,J. Nucl. Mater.,386-388巻,(頁 569 ~ 571),2009年

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国際会議Proceedings 【 表示 / 非表示

  • Effect of particle size on hydrogen absorption property of La2Mg17 alloy

    Naomichi Nakamura, Yoshinori Tayu, Hideyuki Saitoh,Proceedings of the Joint Seminar on Environmental Science and Disaster Mitigation Research 2019,(頁 52 ~ 53),2019年03月,Muroran

  • Microstructure of Ca coated and heat-treated hyper-eutectic Mg-Ni hydrogen absorption alloy

    Ryota Sato, Yoshinori Tayu, Hideyuki Saitoh,Proceedings of the Joint Seminar on Environmental Science and Disaster Mitigation Research 2018,(頁 135 ~ 136),2018年03月,Muroran

  • Hydrogenation property of La2Mg17 alloy prepared by high-speed rotational impact blending method

    S. Yutani, E. nakamura, H. Hayashi, Y. Tayu, H. Saitoh,Proceedings of the Joint Seminar on Environmental Science and Disaster Mitigation Research 2017,(頁 97 ~ 98),2017年03月,Muroran

  • Hydrogenation property of Ca coated hyper-eutectic Mg-Ni hydrogen absorption alloy by high-speed rotational impact blending method

    S.Ishikawa, Y.Tayu, H.Saitoh,Proceedings of the Joint Seminar on Environmental Science and Disaster Mitigation Research 2015,(頁 95 ~ 96),2015年03月,Muroran

  • Observation of hydrogen distribution in Ti-Cr alloy by silver decoration method

    H.Saitoh, Y.Mukainakano, H.Homma,Proceedings of 10th International Conference on Diffusion in Solids and Liquids,(頁 23 ~ 27),2014年06月,Paris

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論説・解説 【 表示 / 非表示

  • トリチウムを用いた原子力材料中の水素同位体分布の可視化

    波多野雄治,斎藤英之,本間啓史,まてりあ,47巻,12号,(頁 617),2008年

  • ラジオルミノグラフ法による金属中の水素分布の観察

    斎藤英之,金属,72巻,7号,(頁 637 ~ 643),2002年

  • ラジオルミノグラフ法による金属中の水素分布の可視化

    斎藤英之,材料と環境,49巻,5号,(頁 277 ~ 281),2000年

  • Visualization of Hydrogen Distribution in Metals by Radioluminography

    H. Saitoh,Corrosion Engineering,49巻,(頁 407 ~ 416),2000年

  • 金属中のトリチウム分布の観察

    斎藤英之,Radioisotopes,47巻,9号,(頁 727 ~ 728),1998年

研究報告 【 表示 / 非表示

  • 顕微水素イメージングシステムによる新規軽量水素吸蔵合金の開発と水素化挙動の解明

    斎藤 英之,科学研究費補助金基盤研究 (B) (2) 研究成果報告書,2006年

  • 顕微水素イメージングシステムの応用による水素吸蔵合金組成の最適化

    斎藤 英之,科学研究費補助金基盤研究 (B) (2) 研究成果報告書,2003年

  • 鉄鋼材料へのダイヤモンド薄膜被覆技術の開発

    斎藤英之,酒井彰,田中壽晃,相馬英昭,室蘭工業大学地域共同研究開発センター研究報告,No.9号,(頁 43 ~ 44),1998年

  • 高張力熱処理鋼棒の組織制御と耐遅れ破壊特性の改善

    佐藤 洋,三沢 俊平,尾崎 訊,斎藤 英之,藤原 幹男,室蘭工業大学地域共同研究開発センター研究報告,No.7号,(頁 45 ~ 52),1996年

  • 機械構造用材料の劣化診断技術に関する研究

    岩館 忠雄,三沢 俊平,斎藤 英之,田辺 博義,酒井 彰,藤原 幹男,室蘭工業大学地域共同研究開発センター研究報告,No.6号,(頁 21 ~ 31),1995年

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学会等発表 【 表示 / 非表示

  • 高速気流中衝撃処理により球形化したLa2Mg17合金粉末の水素化機構

    中村直倫(院),田湯善章,斎藤英之,日本鉄鋼協会,日本金属学会 両支部合同冬季講演大会,日本鉄鋼協会,日本金属学会 両北海道支部,日本鉄鋼協会,日本金属学会 両支部合同冬季講演大会概要集,(頁 15-15),2020年01月16日,札幌市

  • 水素化によるLa2Mg17の微細組織変化

    中村直倫(院),田湯善章,斎藤英之,日本鉄鋼協会,日本金属学会 両支部合同サマーセッション,日本鉄鋼協会,日本金属学会 両北海道支部,日本鉄鋼協会,日本金属学会 両支部合同サマーセッション概要集,(頁 27-27),2019年07月05日,北見市

  • Effect of particle size on hydrogen absorption property of La2Mg17 alloy

    Naomichi Nakamura, Yoshinori Tayu, Hideyuki Saitoh,Joint Seminar on Environmental Science and Disaster Mitigation Research 2019,Center for Environmental Science and Disaster Mitigation Research,Proceedings of the Joint Seminar on Environmental Science and Disaster Mitigation Research 2019,(頁 52-53),2019年03月01日,Muroran,日本国

  • Ca,Ni二層コーティングを施したMg-Ni合金の水素化特性

    佐藤涼太,田湯善章,斎藤英之,日本金属学会,日本鉄鋼協会 両北海道支部合同冬季講演大会,日本金属学会,日本鉄鋼協会 両北海道支部,平成30年度日本金属学会,日本鉄鋼協会 両北海道支部合同冬季講演大会概要集,(頁 13-13),2019年01月10日,室蘭市

  • La2Mg17の水素化特性におよぼす粉末粒径の影響

    中村直倫,田湯善章,斎藤英之,日本金属学会,日本鉄鋼協会 両北海道支部合同冬季講演大会,日本金属学会,日本鉄鋼協会 両北海道支部,平成30年度日本金属学会,日本鉄鋼協会 両北海道支部合同冬季講演大会概要集,(頁 12-12),2019年01月10日,室蘭

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共同研究の実績 【 表示 / 非表示

  • 中小企業

    2015年04月01日,エネルギー分野,1500000(円)

  • 中小企業

    2014年11月01日,エネルギー分野,1000000(円)

  • 大企業

    2008年08月29日,ナノテクノロジー・材料分野,600000(円)

受託研究の実績 【 表示 / 非表示

  • 中小企業

    2005年07月20日,エネルギー分野,2500000(円)

  • 中小企業

    2004年10月06日,エネルギー分野,1040000(円)

科学研究費助成事業 【 表示 / 非表示

  • 顕微水素イメージングシステムによる新規軽量水素吸蔵合金の開発と水素化挙動の解明

    2003年度 ~ 2005年度,基盤B一般,15360360

 

担当授業科目 【 表示 / 非表示

  • 北海道産業論B(後半8週)

    2023年度,学部

  • 物質科学

    2023年度,学部

  • 材料科学D(後半8週)

    2023年度,学部

  • 科学英語

    2023年度,学部

  • 結晶構造学

    2023年度,学部

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技術セミナー 【 表示 / 非表示

  • NiコーティングしたMg基合金の水素吸蔵特性

    2009年01月29日,室蘭工業大学CRDセンター,室蘭工業大学,技術交流会,未設定

  • 水素吸蔵合金 -水素を吸収放出する金属-

    2004年06月16日,北海道立工業試験場,北海道立工業試験場,材料技術勉強会,未設定